インタビュー6件、1週間の利用データ、ベータテストから分かったこと
新規ユーザーがメモ1件でやめてしまう理由
最初のメモを書いた人の半数が2件目を書かないのは、最初が試し書きで、戻るきっかけもないからです。
- 最初のメモを書いた371人中189人は2件目なし
- 確度が高い原因は1つ、中程度が2つ、低いのが1つ
- 共有で定着するという発見は、最も確度が低い
わかったことと、どこまで信じてよいか
根拠は全部で8件- 最初のメモは試し書き短い使い捨てのメモを書いた人は、やめる割合が2倍です。根拠6件
- 戻るきっかけがない最初のメモのあと、アプリから何も届きません。根拠5件未解決1件
- メモは別の場所にある6人中3人が、別のアプリを使っています。根拠4件未解決1件
- 共有が定着につながるかも小規模なベータテストで、共有した人は2倍のメモを書きました。根拠3件未解決2件
つまり: 2つの原因は、多くの根拠に支えられています。2.4の目玉が賭けているのは、最も確度が低い「共有で定着する」という見立てです。
- 最初のメモは試し書き確度 高:短いメモを書いた人は、2倍やめやすい。
- 戻るきっかけがない確度 中:やめた人の5人に4人は戻らない。
- メモは別の場所にある確度 中:6人中3人が別のアプリを使っている。
- 共有が定着につながるかも確度 低:小規模なベータテストと、インタビュー2件だけ。
- 何が変わるか今やることと、未解決のこと。
第1章 / 全5章、約1分
最初のメモは、本気で書いたものか
おさらい:最初のメモを書いた人の半数は、2件目を書きません。
9月21日の週に、371人の新規ユーザーが最初のメモを書き、189人はそれきり書きませんでした。理由は、その最初のメモに表れています。
つまり:ごく短く書いた人は、長く書いた人の約2倍の割合でやめていました。
確度は高いです。 8件の根拠のうち6件が同じ結論で、数字がインタビューを裏づけています。
インタビューの声を見る
- 「『test 123』と打って、保存されるか試しました。保存されたので、それで終わりです。」(P2、学生)
- 「ちょっと書き捨てただけです。もう一度開くつもりはありませんでした。」(P5、フリーランス)
- 「どんな見た目か知りたかっただけで、書き始めるつもりではありませんでした。」(P6、退職した看護師)
この章のポイント:最初のメモはたいてい試し書きで、短い試し書きの人は2倍やめやすくなります。
第2章 / 全5章、約1分
人を呼び戻すものはあるのか
おさらい:最初のメモはたいてい試し書きで、短い試し書きの人は2倍やめやすくなります。
最初のメモのあと、アプリは何も送りません。インタビューした6人のうち4人が、入れたことを忘れていたと話しました。
- 0日目189人が1件書いて、やめます。
- 1日目アプリはリマインダーもメールも送りません。
- 2〜6日目189人のうち151人は、二度とアプリを開きません。
- 7日目残る38人は、1度開いてそのままやめます。
つまり:やめた人の5人に4人は戻らず、戻るよう促すものもありません。
確度は中程度です。インタビュー4件と数字は一致していますが、リマインダーはまだ誰も試していません。
インタビューの声を見る
- 「入れていたことすら忘れていました。」(P4、フリーランス)
- 「アプリがあることを知らせるものは何もありませんでした。スマホはアプリだらけです。」(P1、学生)
- 「1週間後にアイコンを見つけて、これは何だっけと思いました。」(P6、退職した看護師)
この章のポイント:最初のメモのあと、アプリは何も伝えません。やめた人の5人に4人は戻りません。
第3章 / 全5章、約1分
メモはもう別の場所にあるのか
おさらい:最初のメモのあと、アプリは何も伝えません。やめた人の5人に4人は戻りません。
インタビューした6人のうち3人は、すでに別のアプリや紙でメモを取っています。この週の数字も同じことをうかがわせますが、はっきりとは言えません。
- インタビュー6人中3人が、聞く前から「メモは別の場所にある」と話しました。
- 利用データ「インポート」を開いた96人のうち61人がやめました。これは64%で、全体の51%を上回ります。
- 理由「インポート」を開いたことは分かっていますが、やめた理由は分かっていません。
つまり:インタビューははっきり示し、数字は示唆にとどまります。「インポート」でうまくいかなかった理由は、まだ誰からも聞けていません。
確度は中程度です。インタビュー3件と、13ポイントの差があります。ただし、原因はまだ検証していません。
インタビューの声を見る
- 「スマホのメモアプリが、もうホーム画面にあります。」(P5、フリーランス)
- 「使えるようになる前に、2年分のメモを移さないといけません。」(P3、学生)
- 「リストは紙に書く派で、アプリが1つ増えても変わりません。」(P6、退職した看護師)
この章のポイント:インタビューした人の半数は別の場所にメモを置いており、「インポート」を開いた人は、やめる割合がやや高くなっています。
第4章 / 全5章、約1分
共有は定着につながるのか
おさらい:インタビューした人の半数は別の場所にメモを置いており、「インポート」を開いた人は、やめる割合がやや高くなっています。
9月に、40人のテスターが、閲覧専用の共有機能がついたベータ版を使いました。インタビューでも2人が、パートナーや姉がいれば使い続けられると話しました。
つまり:共有した人は2倍以上のメモを書きましたが、志願者40人では、共有が理由かどうかは言えません。
確度は低いです。アプリを気に入った人は、もともと共有しやすいのかもしれません。新規ユーザーでは誰も試していません。
ベータテストの数え方を見る
ベータテストは9月14日〜27日に、志願者40人で実施しました。メモの数に入れたのは、テスターが使い始めて7日以内に書いたものです。インタビューでは2人が、「パートナーが使っていたら続けていた」(P1、学生)、「姉とは何でも共有しています」(P4、フリーランス)と話しました。
この章のポイント:共有した人は2倍のメモを書きましたが、志願者40人では、共有が理由だとは言えません。
第5章 / 全5章、約1分
何が変わるのか
おさらい:共有した人は2倍のメモを書きましたが、志願者40人では、共有が理由だとは言えません。
根拠の多い原因には、今すぐ対応します。確度の低い原因は、賭ける前にまず測ります。
- 2.4の中身は、新規ユーザー向けには共有がほぼすべてです。
- 新規ユーザーには、最初のメモのあと何も届きません。
- 成果は、共有ノートの数で測ります。
- 共有は、引き続き2.4の目玉です。
- 週1回のダイジェストメールで、メモに戻ってきてもらいます。
- 共有ノートだけでなく、2件目のメモも数えます。
つまり:確度の高い2つの発見は作るものを変え、確度の低い1つは測るものだけを変えます。
未解決の疑問は4つです。どれも議論ではなく、小さな実験で確かめます。
- リマインダーは役に立つのか、うっとうしいのか
- 「インポート」を開いたあと、なぜやめたのか
- 共有で定着するのか、それとも意欲の高い人が共有しているだけなのか
- 参加したパートナーも、続けて使うのか
インタビューの進め方を見る
9月22日〜29日に、1人20分ずつ6人に話を聞きました。P1〜P3は学生、P4とP5はフリーランス、P6は退職した看護師です。全員、インタビューの前の週にアプリで最初のメモを書いています。
この章のポイント:確度の高い2つの発見には今すぐ対応し、確度の低い1つは2.4で試します。
まとめ
- 最初のメモはたいてい試し書きで、短い試し書きの人は2倍やめやすくなります。
- 最初のメモのあと、アプリは何も伝えません。やめた人の5人に4人は戻りません。
- インタビューした人の半数は別の場所にメモを置いており、「インポート」を開いた人は、やめる割合がやや高くなっています。
- 共有した人は2倍のメモを書きましたが、志願者40人では、共有が理由だとは言えません。
- 確度の高い2つの発見には今すぐ対応し、確度の低い1つは2.4で試します。