インタビュー6件、1週間の利用データ、ベータテストから分かったこと

新規ユーザーがメモ1件でやめてしまう理由

約5分で読めます作成:2026年10月1日対象:マーラさんとテッドさん架空のデータによる例

最初のメモを書いた人の半数が2件目を書かないのは、最初が試し書きで、戻るきっかけもないからです。

押さえておくのはこれだけ
  1. 最初のメモを書いた371人中189人は2件目なし
  2. 確度が高い原因は1つ、中程度が2つ、低いのが1つ
  3. 共有で定着するという発見は、最も確度が低い

わかったことと、どこまで信じてよいか

根拠は全部で8件

つまり: 2つの原因は、多くの根拠に支えられています。2.4の目玉が賭けているのは、最も確度が低い「共有で定着する」という見立てです。

  1. 最初のメモは試し書き確度 高:短いメモを書いた人は、2倍やめやすい。
  2. 戻るきっかけがない確度 中:やめた人の5人に4人は戻らない。
  3. メモは別の場所にある確度 中:6人中3人が別のアプリを使っている。
  4. 共有が定着につながるかも確度 低:小規模なベータテストと、インタビュー2件だけ。
  5. 何が変わるか今やることと、未解決のこと。

第1章 / 全5章、約1分

最初のメモは、本気で書いたものか

おさらい:最初のメモを書いた人の半数は、2件目を書きません。

9月21日の週に、371人の新規ユーザーが最初のメモを書き、189人はそれきり書きませんでした。理由は、その最初のメモに表れています。

58%最初のメモが10文字未満
65%短いメモの人のうち、やめた割合
31%長いメモの人のうち、やめた割合
6人中5人インタビューで「お試し」と答えた人

つまり:ごく短く書いた人は、長く書いた人の約2倍の割合でやめていました。

確度は高いです。 8件の根拠のうち6件が同じ結論で、数字がインタビューを裏づけています。

インタビューの声を見る
  • 「『test 123』と打って、保存されるか試しました。保存されたので、それで終わりです。」(P2、学生)
  • 「ちょっと書き捨てただけです。もう一度開くつもりはありませんでした。」(P5、フリーランス)
  • 「どんな見た目か知りたかっただけで、書き始めるつもりではありませんでした。」(P6、退職した看護師)

この章のポイント:最初のメモはたいてい試し書きで、短い試し書きの人は2倍やめやすくなります。

第2章 / 全5章、約1分

人を呼び戻すものはあるのか

おさらい:最初のメモはたいてい試し書きで、短い試し書きの人は2倍やめやすくなります。

最初のメモのあと、アプリは何も送りません。インタビューした6人のうち4人が、入れたことを忘れていたと話しました。

  1. 0日目189人が1件書いて、やめます。
  2. 1日目アプリはリマインダーもメールも送りません。
  3. 2〜6日目189人のうち151人は、二度とアプリを開きません。
  4. 7日目残る38人は、1度開いてそのままやめます。

つまり:やめた人の5人に4人は戻らず、戻るよう促すものもありません。

確度は中程度です。インタビュー4件と数字は一致していますが、リマインダーはまだ誰も試していません。

インタビューの声を見る
  • 「入れていたことすら忘れていました。」(P4、フリーランス)
  • 「アプリがあることを知らせるものは何もありませんでした。スマホはアプリだらけです。」(P1、学生)
  • 「1週間後にアイコンを見つけて、これは何だっけと思いました。」(P6、退職した看護師)

この章のポイント:最初のメモのあと、アプリは何も伝えません。やめた人の5人に4人は戻りません。

第3章 / 全5章、約1分

メモはもう別の場所にあるのか

おさらい:最初のメモのあと、アプリは何も伝えません。やめた人の5人に4人は戻りません。

インタビューした6人のうち3人は、すでに別のアプリや紙でメモを取っています。この週の数字も同じことをうかがわせますが、はっきりとは言えません。

  • インタビュー6人中3人が、聞く前から「メモは別の場所にある」と話しました。
  • 利用データ「インポート」を開いた96人のうち61人がやめました。これは64%で、全体の51%を上回ります。
  • 理由「インポート」を開いたことは分かっていますが、やめた理由は分かっていません。

つまり:インタビューははっきり示し、数字は示唆にとどまります。「インポート」でうまくいかなかった理由は、まだ誰からも聞けていません。

確度は中程度です。インタビュー3件と、13ポイントの差があります。ただし、原因はまだ検証していません。

インタビューの声を見る
  • 「スマホのメモアプリが、もうホーム画面にあります。」(P5、フリーランス)
  • 「使えるようになる前に、2年分のメモを移さないといけません。」(P3、学生)
  • 「リストは紙に書く派で、アプリが1つ増えても変わりません。」(P6、退職した看護師)

この章のポイント:インタビューした人の半数は別の場所にメモを置いており、「インポート」を開いた人は、やめる割合がやや高くなっています。

第4章 / 全5章、約1分

共有は定着につながるのか

おさらい:インタビューした人の半数は別の場所にメモを置いており、「インポート」を開いた人は、やめる割合がやや高くなっています。

9月に、40人のテスターが、閲覧専用の共有機能がついたベータ版を使いました。インタビューでも2人が、パートナーや姉がいれば使い続けられると話しました。

5.2共有した18人の平均メモ数(1週目)
2.3共有しなかった22人の平均メモ数(1週目)
40テスターの人数。全員が自分から参加を選んだ
6人中2人インタビューで、共有したい相手を挙げた人

つまり:共有した人は2倍以上のメモを書きましたが、志願者40人では、共有が理由かどうかは言えません。

確度は低いです。アプリを気に入った人は、もともと共有しやすいのかもしれません。新規ユーザーでは誰も試していません。

ベータテストの数え方を見る

ベータテストは9月14日〜27日に、志願者40人で実施しました。メモの数に入れたのは、テスターが使い始めて7日以内に書いたものです。インタビューでは2人が、「パートナーが使っていたら続けていた」(P1、学生)、「姉とは何でも共有しています」(P4、フリーランス)と話しました。

この章のポイント:共有した人は2倍のメモを書きましたが、志願者40人では、共有が理由だとは言えません。

第5章 / 全5章、約1分

何が変わるのか

おさらい:共有した人は2倍のメモを書きましたが、志願者40人では、共有が理由だとは言えません。

根拠の多い原因には、今すぐ対応します。確度の低い原因は、賭ける前にまず測ります。

これまでの計画
  • 2.4の中身は、新規ユーザー向けには共有がほぼすべてです。
  • 新規ユーザーには、最初のメモのあと何も届きません。
  • 成果は、共有ノートの数で測ります。
今の計画
  • 共有は、引き続き2.4の目玉です。
  • 週1回のダイジェストメールで、メモに戻ってきてもらいます。
  • 共有ノートだけでなく、2件目のメモも数えます。

つまり:確度の高い2つの発見は作るものを変え、確度の低い1つは測るものだけを変えます。

未解決の疑問は4つです。どれも議論ではなく、小さな実験で確かめます。

  • リマインダーは役に立つのか、うっとうしいのか
  • 「インポート」を開いたあと、なぜやめたのか
  • 共有で定着するのか、それとも意欲の高い人が共有しているだけなのか
  • 参加したパートナーも、続けて使うのか
インタビューの進め方を見る

9月22日〜29日に、1人20分ずつ6人に話を聞きました。P1〜P3は学生、P4とP5はフリーランス、P6は退職した看護師です。全員、インタビューの前の週にアプリで最初のメモを書いています。

この章のポイント:確度の高い2つの発見には今すぐ対応し、確度の低い1つは2.4で試します。

まとめ

  1. 最初のメモはたいてい試し書きで、短い試し書きの人は2倍やめやすくなります。
  2. 最初のメモのあと、アプリは何も伝えません。やめた人の5人に4人は戻りません。
  3. インタビューした人の半数は別の場所にメモを置いており、「インポート」を開いた人は、やめる割合がやや高くなっています。
  4. 共有した人は2倍のメモを書きましたが、志願者40人では、共有が理由だとは言えません。
  5. 確度の高い2つの発見には今すぐ対応し、確度の低い1つは2.4で試します。